西村  文夫 

1924年愛媛県出身。千葉大学医学部卒業。医学博士。
同大学生理学教室、東京警察病院勤務の後1959年文京区千駄木で開業。
文京区医師会理事、文京区・東京都・日本PTA役員、東京都社会教育委員、社会教育推進全国協議会副委員長、東京都社会教育振興協議会会長などを歴任。
1985年、胃の全摘手術を受け、生死の境をさまよい、自分が患者の立場になってはじめて経験したこと、感じたことから
1988年、終末期を考える市民の会を発足。
2011年12月27日 自らが望んでいた通り自宅にて大往生

主な著書

角川ソフィア文庫
『私が選ぶ、私の死−終末期宣言のすすめ』

はじめに
一章 終末期宣言への歩み

             私の死ぬ瞬間/大手術の前夜/全身麻酔での手術のとき
             調査「満足な終末期のために」/勤評闘争を契機に
             わが老後をどう生きるか/人権としての社会教育を背景に

二章 なぜ「終末期宣言書」か

一、「終末期宣言書」とは これは人権宣言です/自己決定した意思が変わったら
二、「終末期宣言書」の有効性   自己決定権と医師の裁量権/社会的合意の形成
三、「終末期宣言書」の必要性   いまなぜ「終末期」なのか/若者こそ書くべきもの
四、「終末期宣言書」の書き方  試験の答案ではない/書いてからどうする

三章 書いたらどうなる

一、生き方が変わる 「がん告知いや」意思を尊重/茜いろの坂
二、周囲の対応は変わるか  医師は訪問診療に出掛けるか?/家族は変わるか
三、市民として生きる    アメリカの「死の教育」の発展と人権運動/「死」を学ぶ市民学習の高まり

四章 選択をどうする

一、延命医療の許否と苦痛の除去 いたずらな延命医療/植物人問の命は絶つべきか
二、がんの告知 人権と告知/基本的倫理感覚/医師は患者の希望を察知していない
三、終の場所   在宅死か病院死か/本人の意思表示が第一歩
四、脳死状態での臓器移植  脳死は人の死か/脳死判定のあいまいさ
五、自由記入欄
六、代理人委任状  自己決定権法にもとづく「事前の指示」

五章 尊厳苑・安楽死・自殺帯助

一、尊厳死と安楽死  用語の整理
二、自殺の権利 尊厳死としての自殺
三、積極的安楽死の法制化 オレゴン州尊厳死法/世界の動き

六章 ヒトはどこから来て、どこへゆくのか

一、ヒトの生と死 ヒトは生物の一種である/ヒトは東アフリカで生まれた
二、星・宇宙の生と死 地球・太湯の生と死/丁宙の生と死
三、ヒトはどこへゆくのか 農業革命以後/環境破壊/人口爆発/遺伝子操作

七章 満足な生と死は可能

一、寝たきりにならない 寝たきりにならないために
二、痴呆になっても  痴呆性老人と老年痴呆/うつによる仮性痴呆は治る
三、生きがいは死ぬまで持てる 高齢期は暗いか/明るく生きる/学習と遊びの一休化
四、限りある生を全うする  充実した老後を生きて/家で安らかなフィナーレを

おわりに

解説 山崎 章郎
              聖ヨハネ会桜町病院ホスピス科部長 
                聖ヨハネホスピスケア研究所所長

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